黒い海
暗い波間に 投げ込む石は
声にならないあなたの悲しみ
風で うまく 飛ばない
尖った 言葉ならまだ ましだわ
声にならないあなたの苦しみ
風で うまく 聞けない
戸惑う事なく 飛び込めるのなら
何もかも 捨てて しまえるのなら
愛しはじめてる私に 気付かない素振りを しないで
このままつき離したり しないで
「僕は 見送る事しか できない。」
重い口唇 確かに 震えた
今は 何も 見えない
戸惑う事なく憎めるのなら
何もかも 忘れてしまえるのに
愛しはじめてる私に これ以上優しくしないで
そんな風に 想いつめたり しないで
折れてしまった想い出にやつあたりなんか しないわ
折れてしまった倖せにやつあたりなんか しないわ
わたしは こなごな もう少しだけ
ただ あなたを 見つめていたい