涙の色はきっと
にぶいぼくには見えやしないから
自分が思ってるよりも
君は強い人間じゃないし
抱きしめるぼくにしたって
君と何もかわりなんてない
ヒドイ嘘をついて
ふさぎこんだり
あてもない夢を見たり
生きてくことに
なげやりになったりして…
きっと ぼくらの明日なんて
始まりも終わりもなく
そこにぼくと君がいればいい
君の涙の色はきっと
にぶいぼくには見えやしないから
そう…だから何度も 君のその手を確かめる
月のない夜をえらんで そっと秘密の話をしよう
ぼくがうたがわしいのなら
君は何も言わなくていい
半分に割った赤いリンゴの
イビツな方をぼくがもらうよ
二人はそれで たいがいうまくいく
きっとぼくらの明日なんて ヤミでも光でもなく
そこにぼくと君がいるだけで
いつでも心の色なんて
にじんでぼやけてしまうから
そう…だから何度も ぼくは言葉で確かめる
手に入れたのは自由じゃなく
自由のまがい物ばかり
失くしたものは いちいち憶えちゃいない
きっと ぼくらの明日なんて
始まりも終わりもなく
そこにぼくと君がいればいい
君の涙の色はきっと
にぶいぼくには見えやしないから
そう…だから何度も 君のその手を確かめる