沽券にくたばる彼 数多の木々が枯れていく 夜中の環八通り
横を走るタクシーの お客の砂を噛む姿は いつかの自分のそれ
過去に耳をすませど 何も聞こえてこない 思い出せない
やり直しの効かない 取り返しのつかない 空白をしるだけ
忽然と消える“今の私” 華奢な身体を はっきりとみせたい
倨傲の振る舞いは 天性のもの?
劫掠の結果に 得たものは?
芽生えて…膿が芽生えて…
憔悴してる 折り返す暇もない 焦眉の義務にかられ
埃従えて 向かうところは近い 大よその合意、見える
形振り構わずに 恬として恥じないよ 回避できない 恨み
(自分の)身体を苛めて雑念を追い払う
(自分の)身体を痛めて雑念を追い払う
怯懦と倦怠の世に(神から)諾ったものは?
怯懦と倦怠の世に(神から)諾ったものは?
地を這って転がって、(或いは)立ちすくむ人たちが視えたよ。待ち侘びてほぞを噛む通暁者
椿の葉っぱと一緒に…塗れてる…向こう3年の通暁者
にっちもさっちも行かなくて にっちもさっちも膿が芽生えて
にっちもさっちも滲んでる 凋落!凋落!凋落!凋落!にっちもさっちも怯えてる!
にっちもさっちも(全部)カナグリ棄てて!guaah! うううああgっっh、粒、粒、粒!
怯えてまだいるよっ いつの日か、いつかまた、迎えに行くから 膿の粒!
愛を絡めて、まだ…
灰の搦め手また…