あなたの帰りを待ち続けて
もう どれ位になるでしょう
もしかして あなたが 部屋の前で
「ゴメンネ」って 一言照れくさそうに
帰って来たら 今すぐに
帰って来たら あなたの好きな
アップルパイを作ってすぐに
食べさせてあげる
ドアをたたいて あなたが今に
入って来そうな気がする この頃です
あなたの声が 聞こえなくなって
もう どれ位になるでしよう
ノートのはし切れに走り書きで
「サヨナラ」とひと言 書き残したきりで
あなたの為に心をこめて
あなたの為に焼いた
アップルパイのにおいはもう
忘れたのですか
ドアの向うで あなたの声が
聞こえたような気がする この頃です